アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

東洋と西洋の美青年の集結したザ・裸祭り”
『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』を見てきました。

聖書に登場する人物をアジア勢が演じるのも、終結地が香港ってのも面白かったデス。東洋と西洋の融合だぁぁぁぁぁ　

ここからは《ネタバレ》になります。

劇場を出る観客の雰囲気からして、評価の分かれた作品なのが伝わります
だって･･･顔にウジムシが這ってるキムタクですよ～　
ジャニオタは気絶しちゃっただろうなぁ（笑）。

私はそれでも興味深くは見られたんですけど、キリスト教だとか聖書を知っていれば
”もっと深い部分”を理解できたんでしょうね。私は殆どわかってないんですよね～
なので、知識というのは「楽しむためにも必要だなぁ」と実感でした　

特殊な才能を持った救世主シタオ（木村拓哉）を探すように命じる父が声だけってのも”神”の役割だったんだろうし、探す役割を担ったジョシュハートネットは天使なのか堕天使なのか････猟奇殺人事件は預言にあたるのかな。薬物中毒から再生し、献身的に尽くす女性はマリア様ですよね～　”執着”のお芝居をしたら世界一じゃないかと思うイビョンホンの愛するが故の執拗さは何の（誰の）象徴？　でも、シタオの唯一の「恐い」って言葉を聞いたのはびょんびょんだから彼の役割はかなり大きい筈ですよね～　寝転んで見上げたビルの間から見える空が十字架なのも視覚的にインパクトあったし、サム・リーの芝居がまた面白いんだよね～　ショーン・ユーの刑事も俗っぽくて実に素敵。シタオの清らかさの対照だもんね～　良い役割だ～　でもって何よりめっちゃ格好いいんだよなぁ　

この作品で最も印象的だったのは出演者がそろいも揃って「オレって芝居うまいよなぁ～　オレ様最高！」って悦に入っている感じがしたトコロですね。でも、誰かが飛びぬけて”をした”とか、”損をした”いう訳でないです。それはそれで不思議でしたわ（笑）。とりあえず、メインキャストが揃って脱いで、みんなきれいな筋肉だったのは間違いないです

かなづちでボココにしちゃう、血まみれだわ、首チョンパだわグロさ満載なので、
『映画を娯楽だ』と思う方には絶対に薦めないです。
また、説明してくれないとわかんないタイプの方には最悪の映画ですよ～
セリフ少ないし（爆）。
雰囲気を感じて、ちょっとこだわって見ちゃうタイプの方にはカナリお薦め。
ある意味面白いですよ～　二度は見ないけどねん（コラッ）